「空は青い」は正しいか?
昨年末のこと。妻とテレビを見ていたら、空が青く見える理由(ついでに夕陽が赤く見える理由)をなぜか説明することになった。
1.青い光は大気中で散乱しやすく、赤い光は直進しやすいこと
2.地球を大気の層が囲んでおり、太陽が真上にあるときと水平線近くにあるときとでは太陽光が大気を通過する距離に大きな違いがあること
という前提の説明から話を進めていったがイマイチ腑に落ちない様子。
私の説明を別の言葉で言い換えてもらいながら理解を確認していると、「○○○だから空は青い。」という表現がでてきた。
「空は青いっていうより、空は青く見えるんだよね?」と私。何を言いたいのかさっぱり理解できないという表情の妻。
「じゃあ、あのサンタクロース(の人形)の服は赤く見えるよね?」
「うん、赤いよね」
『赤く見える』という表現と『赤い』という表現の差を気にしていないようだ。
「赤いものはいつでも赤いの?今はヒゲは白く、服は赤く見えるけど、例えば青色LEDで青い光を当てたらどう見えると思う?」
「ヒゲは青くて、服は……黒かな?ああ、そういうことか!」
なんとなく理解してもらえたようだ。